長澤紗織設計室　小さな改修・木の香りの洗面室2

築25年の住宅の洗面室だけの小さな改修

その頃の建て方は今ほどには断熱がされていなくて

寒い日にお風呂に入る時には持ち運びのストーブをつけていました

床が傷んで危険になったので「床だけ張り替える」・・予定でした

裸足で歩く場所ですからムクの木の感触を感じていただきたくて

床下を断熱して岩手のカラ松を提案しました

進める内に「壁にもムク板を張ろうかな？」

「それならヒバの香りが良いんじゃない？」

「洗面台も古くなったからセンのムクカウンターにしよう」

「それじゃあ洗面器はシンプルでユニークな物がいいね」

「いっその事天井も木で統一しよう」とこだわりが始まり・予算との調整が・・・

何しろカウンターもご主人が切ったり磨いたりプロ級に仕上げてしまうのですがら

来客が多いこのお宅は外国からのお客様もあり　何時訪れても楽しい語らいがあります

そんなご夫婦の「暮らし」そのものが私のお手本なのです

ほんの小さな改修でもこだわりを持って造る事が暮らし更に楽しくしてくれますね